手の指に関する疾患として比較的発生する機会が多いものとして、『ばね指(ばねゆび)』の症状と原因について記載したいと思います。
手の指に関する疾患として比較的発生する機会が多いものとして、『ばね指(ばねゆび)』の症状と原因について記載したいと思います。
この『ばね指(ばねゆび)』は屈筋腱と靭帯性腱鞘との間に炎症が起こることで症状が発生します。
『ばね指(ばねゆび)』の症状としては、指の根元部分の圧迫痛が主なものであり、安静時も鈍い痛みやダルさといったものがあらわれることが特徴になります。
一方で、『ばね指(ばねゆび)』の原因としては、腱鞘炎のように手の指の酷使によっても起こるということが一般的ですが、妊娠時や出産期、そして更年期障害が発生している時期にも起こりやすいといわれています。
『ばね指(ばねゆび)』はそれほど珍しい疾患ではないのですが、診断はやや難しく握り母指症や母指屈指症との判別が必要だといわれています。
治療法としてはまず保存療法がとられ、それでも効果がなかった場合には手術が行われることが一般的です。
ちなみに若い年齢でそれほど症状がひどくないという場合には自然になおることが多く、通院しても湿布薬や軟膏等が処方されるだけということも珍しくありません。
