一つ目は、小学生のとき。

習い事にスイミングを選ぶはずが、偶然の連鎖で“空手”という世界に足を踏み入れることになりました。

軽い気持ちで見学に行った空手道場。あのとき感じた「声」と「動き」の迫力は、今でも忘れられません。

二つ目は、中学2年の夏。

全国大会を目指す強化練習中、右足を負傷し、さらに左目に突き（パンチ）を受け「眼窩底骨折」で即入院。

同時に右足の小指も骨折しており、人生で初めて“自分の体が自由に動かせない”苦しさを味わいました。

夢だった大会出場も、剣道の昇段試験も諦めざるを得ず…。

このとき、私は初めて「健康とは、当たり前じゃない」と知りました。

三つ目の転機は、リハビリを通して出会った“整骨院”という存在です。

「自分も、誰かの力になりたい。」

そう心から思えたこの経験が、柔道整復師としての道を切り開いてくれました。

高校卒業後、夜間部の専門学校に通いながら、午前はスーパーでバイト、学費は奨学金と家族の支えでなんとかやりくり。

今思えば、あの3年間は人生で最も「がむしゃら」だった時期かもしれません。

資格を取ったあとは、現在の「すこやか治療院（北九州若松整骨院）」で施術を学び、気がつけば10年以上が経ちました。

今では、3代目の院長として、延べ8万人以上の方々の施術を担当させていただいています。

私たちが提供するのは、単なる“施術”ではなく、「すこやか式整体」という“体との向き合い方”です。

毎回、患者様と向き合うたびに、「あなたのその悩み、本気で一緒に向き合います」と心の中で誓っています。

この治療院が17年目を迎えられたのも、皆様のおかげです。

これからも「この街の健康を守る治療家」として、そして「今の不調が、未来の不安に変わる前に。」誠心誠意サポートしていきます。

どうか、これからもよろしくお願いいたします。